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木造住宅の火災保険 安くする方法

住宅
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住宅ローン借りる条件にもなっている火災保険。住宅を購入した人がほぼ入る保険ですが木造住宅はコンクリート造や鉄骨造に比べて2倍くらいの火災保険料となります。建築費用等に多くかかる中で火災保険に多額のお金を掛けるの非常につらいです。木造住宅の火災保険を安くするには

省令準耐火仕様とする。

がコストパフォーマンスに優れており良い選択です。

省令準耐火仕様とは
勤労者財産形成促進法施行令の基準を定める省令に基づく準耐火構造であり、建築基準法の準耐火構造とは異なります。具体的な基準は、独立行政法人住宅金融支援機構が定める構造(仕様)に合致する建築物となりますが、

具体的には、

1. 外壁及び軒裏が防火構造であること

2. 屋根を不燃材料でつくり、または葺いたもの、あるいは準耐火構造であること

3. 室内に面する天井及び壁は通常の火災の加熱に15分以上耐える性能を有すること

4. その他の部分は防火上支障のない構造であること

とされており、木造にあっては、木造軸組工法、枠組壁工法、木質系プレハブ工法に適用されます。

その主な特徴は、

1. 隣家などから火をもらわない(類焼防止)

2. 火災が発生しても一定時間部屋から火を出さない(延焼防止)

があげられ、一般の木造住宅より耐火性能が高く、火災に対して安全性の高い住宅となっています。省令準耐火構造は、火災保険における構造級別区分が鉄骨造と同等の区分に該当するため、火災保険料が安くなるなどメリットがあります。

(一社)日本木造住宅産業協会HPより
 https://www.mokujukyo.or.jp/initiative/ministry/

省令準耐火とは上記のようなもので木造住宅であっても準耐火構造を取ることで燃えにくくしてコンクリート造や鉄骨造と同じ準・耐火(T構造)となることで火災保険料が半額程度になります。
省令準耐火にするには40坪程度の家で20万円くらいと言われています。20万円であれば10年の火災保険料で元が取れる金額ですのでやっておいた方が良いです。具体的には住宅支援機構のHPに記載されていますがhttps://www.flat35.com/business/shinchiku/syourei.html
省令準耐火仕様となるように石膏ボードで木材部を覆うことが必要になります。金額も安くできるためやっておいた方が良いですが、ハウスメーカーや工務店側はやるメリットがあまり無いので家を建築する際は施主側から希望を伝えた方が良いです。ハウスメーカー等によっては標準仕様が省令準耐火になっているものもあります。あらかじめ確認しておいた方が良いです。特に2×4工法のメーカーでは省令準耐火が標準になっている所が多いです。

あと実際の保険契約時の注意点として省令準耐火を証明する書類が必要となります。省令準耐火の記載のある建築資料等が必要なのですが認められる資料があまり無いので、多くの場合は建築した会社に省令準耐火仕様と住宅であるという証明書を出してもらう必要があります。この証明書の発行に時間がかかることが多いので早めに請求しておきましょう。

中古住宅を購入した際は省令準耐火仕様の住宅であるか確認をしてから火災保険と契約してください。実際に私は中古住宅を購入して省令準耐火で火災保険を契約しました。仲介した不動産屋に聞いても省令準耐火では無いのではないかと言われていましたが自分で調べて省令準耐火仕様の住宅であることを確認して、建設をした会社の営業を通じて省令準耐火の証明書を手に入れました。

住宅の購入の際には火災保険のことははあまり考えずに契約してしまいがちですが、前もって確認、準備をして購入するのが良いです。

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