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住宅の基本性能 断熱・日射・気密 非常に大切 

住宅
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住宅を購入する場合人それぞれ希望やこだわりなどがあると思います。しかし住宅における性能の中で全ての人に必要な住宅の基本となる性能があります。それは

断熱・日射・気密

です。これは住宅で快適な生活を送る上で非常に大切な基本性能です。

現在の日本の住宅の基本性能は世界的に見て非常に低いと言われています。それは戦後の住宅不足を補うために低い性能の家を数多く建ててきたことから、日本においては基本性能の低い家を建てることが普通になってしまっています。大手ハウスメーカーでも他国に比べ低い基本性能となっている現状です。また家を購入する購入者側も基本性能について知識が乏しく、基本性能の低い家が問題であることを認識できていません。購入者が基本性能について正しい知識を持ち、建築業界に要求していくことが日本の住宅を基本性能の高いものにしていく近道だと思われます。

まず基本性能で挙げた3つの具体的な説明ですが

断熱とは、壁、床、屋根、窓などを通しての住宅の内外の熱の移動を少なくすることです。冬暖房を行っていると、外気に比較し室内の温度が高いので、熱は室内から室外に移動します。夏、冷房を行っていると、外気に対して室内の温度が低くなるので、熱は室外から室内に移動します。この移動をなるべく減らすことにより、少ないエネルギーで効率よく暖冷房を行うことができます。
住宅の断熱性能は、「外皮平均熱貫流率」(UA値)で示されます。住宅の外皮(床、壁、窓など外気と接している各部位)から逃げる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。数値が小さいほど省エネ性能が優れています。

日射

夏に室内の温度が上がる最も大きな要因が、外部からの日射熱です。そのため、夏は、日射を遮蔽し、室温の上昇を抑えることで、冷房に必要なエネルギーを削減する必要があります。
住宅の日射遮蔽性能は、「冷房期の平均日射熱取得率」(ηA値)(イータエー)で示します。入射する日射量に対する室内に侵入する日射量の割合を、外皮全体で平均した値をいいます。数値が小さいほど省エネ性能が優れています。

気密

住宅に隙間があると、その隙間を通じて空気が出入りすることで熱が室内外で移動します。この空気の移動による熱の移動を少なくするために隙間を減らすのが気密対策です。
ただし、気密性能だけを強化すると室内環境が悪化しますので、必要な換気量を確保しつつ、過剰な空気の移動を減らすことが重要です。

経済産業省 資源エネルギー庁 HPより
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/index.html

この3つの基本性能が高い住宅は下記のメリットがあります。

①快適
 少ない暖冷房エネルギーで快適に過ごせる。一定の温・湿度となるため非常に快適に感じる。
②経済的
 少ない暖冷房エネルギーで良いため光熱水費が少なくて済む。
③健康的
 結露によるカビ・ダニの発生の抑制。ヒートショックの抑制。温湿度変化による体へのストレスを
 低減することができる。
④耐久性
 結露による木材などの腐朽や建材の劣化が抑制される。

 経済産業省 資源エネルギー庁 HPより(少し加筆しています。) 
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/index.html 

住宅の基本性能はその名の通り基本の性能です。住宅を購入する際には抑えておくべき項目です。

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