スポンサーリンク

太陽光発電の引継ぎ 中古住宅購入時

住宅
この記事は約4分で読めます。

※本ページはプロモーションが含まれています

太陽光発電がついている中古住宅を購入すると太陽光発電の引継ぎが必要となってきます。

太陽光発電の引継ぎは手間がかかる。

まだ太陽光の引継ぎについては事例が少ないので仲介を行う不動産屋も引継ぎをしたことが無かったり、経験が少ないことがあります。

引継ぎを実際に経験しましたので引継ぎの仕方をまとめてみたいと思います。

まず太陽光発電の引継ぎには下記の2つが必要です。
①売電契約の更新
②設置者の名義変更

①の売電契約の更新はが電力会社へ売電する際の契約で自分の振り込み先口座を伝え、売電されたお金を入れてもらう手続きとなります。

実際の手続きについては各地の電力会社によって対応が違います。電力会社へ連絡して変更手続きの書類等の記入を行います。


私は中部地方に住んでいますので中部電力の中部電力パワーグリッドが手続き先でした。

中部電力パワーグリッドのコールセンターへ連絡をして中古住宅の購入により設置者が変わったため口座変更をする旨を伝えます。

そこで設置住所と変更後の設置者の名前(私)と以前の設置者の名前を伝えて新しく振り込みを希望する口座番号を伝えれば終わりでした。

電話での口頭対応で変更でき、書類等の作成はありませんでした。

②の設置者の名義変更は事業計画認定の設置者名義を変更することになります。

太陽光は固定価格買取制度(FIT)で売電している場合は「事業計画認定」を受けているため経産省へ設置者の名義を変更しなくてはなりません。

この名義変更が非常に手間がかかります。

まず必要な書類があります。

必要な書類は
 ・新旧設置者の印鑑証明
 ・新旧設置者の戸籍抄本、住民票の写しまたは、住民票記載事項証明書のいずれか
 ・売買契約書(譲渡証明書)


中古住宅購入では購入者だけでなく売り主の書類も必要になりますので購入時売り主から手に入れなければなりません。

仲介の不動産屋も把握してない恐れがありますので売買契約の際に確認をして書類を手に入れましょう。

次に実際の手続きですがweb上での手続きになります。


経済産業省の資源エネルギー庁のHP上に記載の変更手続き↓のリンクにあります。

変更認定申請・変更届出・廃止届|FIT・FIP制度|なっとく!再生可能エネルギー
地球環境に対して負荷の少ない自然界のエネルギーである「再生可能エネルギー」の導入を検討されている方向けのポータルサイトです。補助金、導入促進制度、税制のような支援制度から再生可能エネルギーの固定価格買取制度 に関する情報を集めたページです。...

手続きを簡単にまとめると
 1)再生可能エネルギー電子申請で購入者が新しい設置者として新規登録を行います。
 2)前設置者である売り主のユーザーIDでログイン後に事業認定の設備IDを選択し、
  変更手続の種類から「変更認定申請」を選びます。
 3)変更点を入力して、添付書類をアップロード(ZIP形式又はPDF)し、申請又は
  届出内容を登録します。
 4)変更届出内容に問題がないか新旧の設備設置者に確認のメールが送信されます。
  設備設置者はメールの内容を確認して再生可能エネルギー電子申請で承諾します。
 5)承諾された後に審査が行われます。認定されるまで時間がかかります。
 6)名義変更の審査が完了すると審査完了をのメールが届きます。
  再生可能エネルギー電子申請で変更認定通知書がダウンロードできるようになります。


この手続きは入力する内容や添付資料がわかりにくいためJPEA代行申請センターに電話して聞きながらやるのが良いです。

なかなか電話がつながらないことがあるようです。

申請がわかりにくいため不備が発生しやすく、私も不備で一度再提出を求められました。

この手続きには新旧の設置者のユーザーIDとパスワード、申請承諾が必要となりますので購入の早い段階で手続きを進めるのが良いです。

代行申請も可能なので仲介の不動産屋に代行申請を行ってもらうのがスムーズに進むと思います。

太陽光発電の引継ぎの経験があまり無い不動産屋の場合はフォローが必要かもしれません。

以上が太陽光発電の引継ぎの手続きになります。

また、太陽光発電の固定価格買取制度(FIT法)の10年固定買取も引き継がれます。設置後10年未満の中古住宅を購入した際は10年固定買取金額で売電できます。

買取期間も引継ぎですので新築時に太陽光発電を設置した築5年の中古住宅を購入して太陽光発電を引継ぎすると残り5年間の固定買取金額で売電できます。

この売電は非常に金額的に大きいので太陽光発電のある中古住宅を購入する際はチェックが必要です。


中古住宅購入についてご質問やご意見などはこのブログのお問い合わせやinstgramやtwitterのDMなどに送って頂ければご回答します。

instagramとtwitter↓

実際に相談があり購入された方の記事は↓になります。


私の購入したような中古物件がみつかるのはなかなか難しく時間がかかります。

タウンライフでは希望にマッチした不動産情報が無料登録で届くようになります。

無料資料請求は↓

注文住宅を希望される方は↓

コメント

  1. 上園 真由美 より:

    はじめまして。
    一条工務店の中古のismartを契約し、2週間後に引き渡しを控えています。
    色々、知りたい事を発信されているので興味津々で拝読しております。

    設置者の名義変更について色々調べてはいるのですがよく分からなくて・・・。
    本当に単純な事なのですが、必要書類にある印鑑証明や住民票等は引き渡し後の新旧が
    変わった新しい住所で登録されたものですか?
    時間がかかるので早めに手続きを始めるのがいいとよく書かれているので
    少し混乱しています。
    新しいものであれば引き渡し後に売り主様にお願いして入手するという事でしょうか?
    本当にしょうもない質問で申し訳ありません。
    ご教授いただければ幸いです。

    • ヤママメ ヤママメ より:

      はじめまして
      コメントありがとうございます。
      太陽光発電の名義変更はされる方が少なく情報があまり無いですよね。

      私の引継ぎ時は新居に移る前の旧住所の印鑑証明と住民票で問題ありませんでした。
      あくまで名義の変更なので旧住所で問題無いと思います。

      設置者の名義変更はわかりにくいですよね。
      私も不動産屋が代行してくれましたが苦労しました。

      ちなみに名義変更は遅れても大丈夫だと思います。
      名義変更されていなくても電力会社への売電振り込み先を変更していれば、売電が振り込まれると思います。
      本当は名義変更していないといけないですが罰則などは無いと思われます。

      またわからないとがあれば気軽にコメントやDMください。
      よろしくお願い致します。

タイトルとURLをコピーしました